高麗人参の成分
高麗人参にはビタミン、ミネラル、アミノ酸、核酸、炭水化物など、さまざまな有用成分が豊富に含まれています。
そんな栄養豊富な高麗人参は昔から漢方薬に配合され、滋養強壮、強精、不老長寿などの薬として珍重されてきました。
高麗人参の代表的な有効成分としてサポニンが挙げられます。
サポニンとは一般的に水に溶かすとなかなか消えず、石けんのように泡立つ性質を持つ成分で、動植物界に広く存在する物質です。
その起泡性を利用して洗剤に用いられてきましたが、最近になって医薬品として優れた効果を発揮することがわかり、さらに研究がすすめられています。
高麗人参の有効成分サポニンは、非常に薬効の高い代表的な有機物質です。
このサポニンは高麗人参の根っこの部分に多く含まれ、主に糖尿病や動脈硬化、滋養強壮などに効果を発揮します。
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また、高麗人参にはビタミンも多く含まれています。高麗人参に含まれるビタミンにはビタミンC、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ピオチン、リボフラビンなどがあります。
そして、高麗人参に含まれる窒素化合物はそのほとんどがアミノ酸で、バリン、セリン、アルギニン、グルタミン酸、グリシン、アラニン、アスパラギン酸、リジン、ロイシン、プロリン、イソロイシン、チロシン、ヒスチジン、スレオニン、メチオニン、フェニルアラニンなどが含まれています。
さらに核酸であるコリン、ペプチド、ウラシル、アデノシンなどが含まれており、これらは老化を防いだり、糖尿病の発症を抑制したりする効果があると言われています。
さらに、高麗人参にはミネラルも多く含まれています。カルシウム、マグネシウム、マンガン、ナトリウム、鉄、亜鉛、アルミニウム、リン、銅、モリブデンなどが含まれており、この中でも特に多いのはマグネシウムです。
高麗人参のマグネシウムは他の植物や生薬の10倍以上も含まれていて、カルシウムと共に骨を作る時に必要なもので、その他では肝炎、血栓症、脳出血、高血圧症にも効果があると言われています。
このように、高麗人参には大変幅広い有用成分が凝縮されています。
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